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詩という生活・オオカミ編集室のブログ

光冨幾耶の文芸雑記・雑感、文芸雑誌「オオカミ」の告知・情報ページです。

日記

久しぶりの日記のような気がする。先日は、横浜詩人会の総会・新年会だった。
わたしは通信担当とホームページ担当理事になった。
ホームページから、通信(会報)のpdf文書が見られるようにした。現在、通信(会報)の編集中。
本日、印刷所に第4詩集『豺(ヤマイヌ)』・狼叢書0の再版を依頼した。3月6日に納品される。Amazonでの販売は3月中頃かもしれない。
文芸誌「狼」は年に2回の発行にした。年3回の予定だったが、今年は昨年よりも忙しくなる予定。これ以上は無理をしないことにした。
狼アンソロジーは編集中。3月AmazonKindleにて販売予定。
3月7日は狼と羊の詩の会(合評会)。
今月から来月は文学極道年間選考。
いろいろ忙しくて、書類や原稿がごちゃごちゃしている。先日は確定申告書を税務署に提出した。すこし部屋を片付けたい。

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羊と狼の詩の会(第3回)

羊と狼の詩の会(第3回・改題)

3月7日土曜日13:30-15:30
海老名市文化会館にて 254学習室
詩の合評会・勉強会を予定しています。
自作の詩を持ち寄って、意見や感想を聞きます。(フリートーク)
定員10名くらいまで。

主宰・狼編集室
進行役・光冨郁埜

狼アンソロジー12名参加決定です。

颯木あや子「ニケ」
石川厚志「残照―四篇」
登り山泰至「白鍵を歩く」
中村梨々「この夜を反射する星々」
睦月とや「青になる」
坂多瑩子「買物帰り」
大鹿理恵「ピアノのお稽古」「行く先」
金子忠政「唐突にいってしまうきみ」
服部剛「葡萄酒の晩餐」「パスカルの時計」
平川綾真智「・ターミナルd・」
広田修「幸福―K.F.へ」「誕生―K.F.へ」
光冨郁埜「ひとの声」「ヤマイヌ、ヒトニアラズ」

3月AmazonKindleにて販売開始予定です。

詩作品1「ひとの声」光冨郁埜

ひとの声 光冨郁埜

会うことのないひとたちの声
こころの輪郭(かたち)の外がわから
(空腹と眠気とにさいなまれながら
物をたたく乾いた風の音と
建物をきしませる低い空がおおう

ここから離れた場所
見知らぬひとの
(いや生まれる前にどこかであった顔かもしれない
その裾にふれてみる

ひびわれた街に
いく層もの
窓に映るひとたちの輪郭(かたち)
絶えまない車の列に
(これは現在(いま)であろうか、それともずっと過去(まえ)であろうか
寸断されては、また繋がっていく

枯れた枝先に空がささる
そのかたむく並木道に
茶色の手袋が置き忘れられて
ひとの抜け殻がうまれている

会うことのないひとたちの
それぞれの温もりに
そっと指をおいてみる
(その先にある駅の向こうまで
(その先にある駅の向こうまで

大きな翼の影に日が落ちて
(そむかれる、その白い顔に両の手をそえる

胸に手を置きながら
わたしは気づかないふりをして
会うことのないひとたちの声をまとう

詩の関係の日記・雑記

いままでいろいろ忙しく、こちらのブログにも告知ぐらいしか書いていなかったのですが。
ネットの詩と批評のサイト「文学極道」の2014年度の年間選考が始まりました。
わたしも今月から選考に当たります。

狼アンソロジーの編集に入ります。
2月編集、3月にはAmazon Kindle版にて100円ぐらいで販売したいです。
現在集まっているのは以下の通り。

作者と作品(敬称略)
登り山泰至「白鍵を歩く」
中村梨々「この夜を反射する星々」
睦月とや「青になる」
大鹿理恵「ピアノのお稽古」「行く先」
金子忠政「唐突にいってしまうきみ」
服部剛「葡萄酒の晩餐」「パスカルの時計」
平川綾真智「・ターミナルd・」
広田修「幸福―K.F.へ」「誕生―K.F.へ」
光冨郁埜「ひとの声」「ヤマイヌ、ヒトニアラズ」

2月7日まで〆切を延ばします。今月編集して、来月AmazonKindleにて発行・発売予定。

ほかに横浜詩人会の通信(会報)の構成・割り付けを考えていました。
また2月15日日曜日は、横浜にて横浜詩人会総会・新年会があります。

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