1年の総括です。
さきほどまで布団のなかで考え事をしていた。妻はわたしの横で寝ていた。ここ数年のなかで、とある件もあってか今年は一番孤立をしていた時期だった。わたしは以前十年以上ひとりで詩を書いていた時期があって、そのときには詩の仲間も数名いるかいないかぐらいだった。今は詩の知り合いや仲間といえるひとは、過去に比べているかもしれないが、精神的には、わたしは一人だった。今年の暮れは妻と過ごした。会社や詩の会の忘年会も出ず、一度だけ詩の学校で呼ばれていたのでその帰り、数名と話ながらお酒を飲んだくらいだった。昔から、子どものころから、周りに沢山のひとがいても、家族がいてもわたしは独りだった。そしてわたしは知っている。この孤立感こそが、わたしの詩にとっては重要なことを。明日は初詣のあと、妻の実家に行こうと思う。文芸誌「狼」も創立した時は参加者は2名。一時はわたし一人の参加の誌だった。あれから十数年、参加者・関係者は19名となった。「羊が丘」は「狼」よりもはじめから参加者・関係者は多い。次号「狼」(来年夏)は新しく数名が参加をしてもらえることになっている。広田修さんから次の自分の詩集のレビューを頂く。評のなかの「孤独」と「連帯」という言葉がわたしには心に強く残っていた。みなが楽しそうにしていると、そこから離れたわたしも一人で楽しくなってくる。(なぜか小さいころからひとりでみなが楽しそうにしているのを眺めては微笑む子だった)
そういうことで(大晦日に関わらずひとりでシリアスぽいですが)一年お世話になりました。来年は、第4詩集の制作と、通信制大学での勉強と「狼」「羊が丘」他の雑誌制作で忙しいですが、まだまだ文学の勉強をし続けようと思います。屈せず、傲らず、淡々と冷静にすべきことをしていきたい。原稿の続きでもこれから書こう。いまは静かな夜です。
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「狼」22号は現在発送準備中です。参加者・関係者・謹呈先には1月上旬ごろには届くかと思います。販売先はそのあとくらいです。いましばらくお待ちください。