詩書展で朗読してみる
昨日(12月1日)は、上野の東京都美術館にて、第59回書燈社展(最終日)に出かけていた。横浜詩人会創立60周年記念としてのイベントの一つとして共催のコーナーがあった。横浜詩人会会員の詩に書が書かれていた。現代の書で、自由な個性が発揮されていた。
11月26日から12月1日まで開催。
午後から朗読会が開かれる。前日から2日連続。1日目(11月30日)は関中子、服部剛、小林妙子、細野豊、下川敬明、2日目は方喰あい子、光冨郁埜、広瀬弓、藤森重紀の朗読。書燈社と禿慶子実行委員長などのあいさつ。
わたしは「本日の宴の装いに」という前に神奈川新聞に載った短い詩。横浜詩人会会員による連載の詩。パーティ前の身支度の妻と、異次元の惑星をからめた作品。2人の書家がその作品を書にしていただいていた。
イベント終了後、皆でパフェ、コーヒーやケーキなどを食べ、解散。
東京国立博物館などで仏像そのほかを閲覧していた。「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展。快慶の釈迦と十大弟子立像や肥後定慶の六観音菩薩像など見事だった。画集や十一面観音菩薩立像のフレーム付きフォトカードなどを購入。
A誌は先日、印刷所に入稿。12月中旬に発行予定。
オオカミ33号は、近日、印刷所に入稿予定。12月発行予定。
横浜詩人会通信は現在編集中。来年の1月中旬発行予定。
これからまた編集作業。
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本日の宴の装いに 光冨郁埜
大きな漆黒の器に
茶色の惑星を装います
ちょうどよい大きさの球に
碧い海をそそぎ、青い空を被せ
ぱふぱふとうすく白い雲を塗ります
それから妻は光る北極の氷にむかい
虹色の眉を描き入れて
自分の背をしならせ映し
極彩色のオーロラのドレスを
とっかえひっかえしています