国文学専攻ノート2
昨夜はブログ記事更新後、文字校正のテキストを読み、そのあと『国文学概論』の「古代和歌」を読み返していた。和歌といえば、現代では短歌を指すが、古代は長歌やその他の形態もあった。また万葉集、古今集、新古今集の特徴について読んだ。なぜ短歌がこれほど日本で和歌の典型的な形式となったかなど。これは日本人の感動や情緒の表現に適した五音七音の音韻を基調とし、長さが恰好の量であったためとされる。
今夜は説話文学の部分を通読した。説話文学とは、広くは神話、伝説、民譚を含む伝承、狭くは中世の説話集等をいう。物語と違う点は、大衆性、庶民性を有し、伝奇性、叙事性、説明性があり、素朴である。また、叙述が客観的である。ただし物語文学と比べると芸術性には劣るようだ。仏教性があるのは『日本霊異記』、説話文学として有名なのは『今昔物語集』がある。など。時間がないので、ここまで。
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